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不審庵


表千家の家元のお茶室、不審庵の見学に行ってきました。私はNHKの収録のときに拝見させていただいてはいたのですが、夫につき合い、2度目の見学。
原則的に毎月、22日が公開の日。もちろん事前に申し込みをしないといけないのですが、社中(弟子)でなくとも、見学できるんですね。今回も20人ほどの見学者の内、半分は学生でした。
社中はみんなきもの姿でしたが、ここのところの京都は亜熱帯ですからね。薄物のきものに汗がにじむ人もいて、さながら我慢大会でした。
とはいえ、露地に守られるようにして佇む茶室の群は静謐そのもの。下地窓の障子が露地の木々の色に染まり、ああ、これぞ、市中の山居というものなのだろうな、と思ったものでした。

茶室の掃除は、外側は作事方と呼ばれる出入りの職人さんたちの、内側は玄関さんと呼ばれる内弟子さんたちの担当とか。案内係の玄関さんについ、掃除の仕方をあれこれ質問するワタクシでした。外側や、外廊下はかなり緩くしぼった雑巾で拭いているとのこと。うちと同じ(ほっ)。じゃないと、外の木は水をよく吸うので、固く絞った雑巾では、汚れを拭き上げられないんです。

午後からは夫の事務所で、9月に犬山で行われるシンポジウムの打ち合わせ。建築士学会主催のまちづくりについての会ですが、一般の方も参加できるようです。インフォメーションに近々、アップしておきますね。国宝如庵の見学ができるので、楽しみです。

夜は祇園、花見小路の「かんから」で食事。ここのかんからは居酒屋ではなく、まっとうな京料理屋さん。それでいてリーズナブルなんですよ。花見小路には観光客相手のお店も何軒があり、ときおり試しに入ってみるのですが、安いお店はやはり手抜きが多く(ここだけの話)、あーあ、と思うなかで、ここはその値段のなかで、最大限の工夫がされている。料理人(祇園のさか本で修業)の矜持を感じます。夜の献立が3800円。お昼は1200円。ロケーションもいいし、建物は元お茶屋さんですし、お薦めです。

写真はその「かんから」の先付。編み目が涼しげでしょう?
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