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香遊びの会@志野流

8月のお話です。
お盆を過ぎた頃、名古屋の香道志野流のお家元、蜂谷家で開かれた
香遊びの会に、参加させていただきました。
京都ではなく名古屋なのは、
幕末の蛤御門の変で、家屋を消失し、
徳川家の引きのもと、転居したからなのだそうです。

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お声をかけてくださったのは、ぴあの矢内さん(社長)。
香遊びの席は2回目。
といっても1回目は東福寺での大寄せの会でしたから、
正式の会は、今回がはじめてです。

香席 酒飯席 茶席(薄茶)からなる、
およそ4時間の会でした。
香道の会でも茶席があるんですね。


茶と香の違いはあれど、
寄り付きで白湯が出され、
そのあと露地を通って、香席へという進み方も同じ。
席入り後の作法もとてもよく似ていました。

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茶席に移る頃にはすっかり夜の帳が下りていました。
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旧暦だと、今年の七夕は8月26 日、

そんなわけで趣向は七夕
床の間には笹や五色の絹糸や糸巻きが。
絵のような美しさでした。

写真は許可をいただき、
終了後、撮らせていただきました。
でもこの写真、全然、ダメですよ。
その美しさが撮り切れてませんよ〜。
香しさ、華やかさは、この比ではありませんでした。
そもそも立って撮っているところからして間違い。
IMG1031.jpg


香遊び、説明できるほど理解できてないんですが、
ものすごーくおおざっぱに言うと、

硯が回ってきて、
まず墨をするところからはじまります。
きっと心を整える意味もあるのでしょうね。

そして最初に二つ、香炉が回ってきます。
今回は七夕の趣向ですから、
それに因んで、
一つは牽牛、ひとつは織女と。
その香りをしっかり聞き、記憶します。

次にそれを含めた7つの香炉が、
順次、回ってきて、聞いていきます。
その中から、牽牛と織女を当てる。

香りの記憶というのは
ふだんあまり意識してないから、
すぐに記憶が逃げていってしまうんですよ。
結局、ほとんどの人が
「どしゃぶり」で、牽牛と織女は出逢えませんでした ^^

唯一、当てたのがシンガーソングライターの広瀬香美さん。
彼女、国立音大の作曲家出身。で、絶対音感があるんだそうです。
なので、香りを和音に置き換えて、記憶したんですって。
香道では香りを嗅ぐではなく、聞くと表現するんですが、
彼女は文字通り、香りを聞いたんですね。
一同、感動。若宗匠(次期家元)も驚いておられました。


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お家元、次期家元ともに、みんなで記念撮影。
前列中央がお家元。向かって右が矢内さん。左は野村萬さん(人間国宝)。


はじめての香遊びの会が
お家元でだなんて、
香道をなさってる方に申し訳ない。
ご縁というのはありがたいものですね。
矢内さん、ありがとうございました。


思えば私、はじめて茶事を経験したのも、
表千家の半床庵(久田宗匠)。
NHK教育の番組に出演させていただくにあたって、
まずは体験をということで、
お声をかけていただいたのでしたが、
何にもわからない頃ですからね(今もそうですが^^;
連客のNHKのスタッフをはじめ、
無作法、失礼の連続でした。

でもその感動をきっかけに
お茶をはじめることになった。
今回のメンバーにも、誰か香道、はじめる人がいたりして。
私ですか……? お茶でいっぱいいっぱいです^^;
comments (2) | 京都以外 | URL

素敵、素敵
ホントに素敵な体験ですね〜
和音に置き換えるなんて、素晴らしい〜
Qちゃん | 2009/09/15 07:41 AM
 お香にはとても興味をもっていますので、素晴らしい体験をなさって羨ましい限りです。
 七事式の中に香を聞くのがいくつかありますね。その時の雰囲気が大好きです。家でもまねをして香をたいてアロマテラピーをやっています。
みゃあくんのおかあしゃん | 2009/09/14 10:23 AM

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