露地(茶庭)について

露地、
こちらは 京都人も「ろじ」と発音します。

茶庭のことです。

草庵式茶室に付属した庭。腰掛け・石灯籠(いしどうろう)・飛び石・蹲踞(つくばい)などを配し、多くは外露地と内露地とに分けられる。茶庭。yahoo辞書より

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座敷庭は観賞用の庭ですが、
こちらは用いる庭。
茶事や茶会のときは
ここも茶の湯の「舞台」になります。
歩き方や、蹲踞の使い方、お辞儀の仕方etc
すべての所作やタイミングに
決まりがあります。
またそれらは、流派によって、異なります。

この露地はもともと裏千家流に作られていたので
入居時の改装のさいに、
表千家流に、蹲踞まわりの石を動かしました。

茶室の名は「松庵」。
建仁寺の管長武田黙雷さんの最晩年の揮毫。
1892年(明治25)建仁寺派管長となり、高台寺本堂、建仁寺の山門ほか諸堂を建立し、寺勢の振興に努めた。昭和5年11月15日示寂。


ここの苔は
いわゆる地苔のみ。
杉苔は用いないのが好ましく、
また、
花が咲く木、香りが強い木も植えません。
この庭は茶席までの
プレリュードだからです。

茶席に飾ってある花を
際立たせるための
引き算の美学、
ということなのかな。


露地では
専用の露地草履というものを
履くんですよ。


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苔が酷暑に夏枯れしてます。
秋になれば復活するかな……(泣)。

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茶席(四畳半)の貴人口から露地を眺めたところ
前方に腰掛けが見えます。
手前は蚊取り線香

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初夏に撮った写真だから
苔が青々としています(←遠い目

左の小窓のようなものが
茶席への正式の入口=にじり口
幅が63センチくらい
高さが68センチくらい。

1度、オーストリア人で身長190数センチの大男さんが
ここからの入席にトライしたことがあります。
苦労しつつも、何とか成功。
「次までに、するーっと抜けられるように
日本人サイズに痩せておきます」
He said. www
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一軒ろーじ(路地)

うちは昭和のはじめに、
醤油問屋の離れとして建てられたもの。
店棟(現在は飲食店)の脇に門があり
そこから専用の通路=一軒ろーじを通り
中門、玄関へと向かいます。

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南北のろーじ。
右が店棟の壁。左はお隣さんの壁。
ろーじ(路地)は
町中でよく見かける長屋が共有しているものと
こういう一軒ろーじの2種類、あります。

このろーじの部分に
草木が植えられていなければ
掃除はラクなのてすが、
樫、槙といった常緑樹が
植えられているため
掃除が……(泣き)。

途中で左に曲がります。
塀の向こうは裏庭、物置。
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東西のろーじ。
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こういうふうにきれいなときは
月に1度くらいしかありません。
(庭掃除は虫がいる季節は夫担当)。


中門。ここで ろーじ終了。
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ここからは南北の玄関庭。
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客用玄関(東向き)
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石畳のろーじは風情があり
大好きな風景なのですが、
住むとなると……
ものには限度というものが……。

雨の日に傘を差して
新聞や郵便を取りにいくのは
予想外の「風情」でした。

喜んでいるのは
猫ばかりなり。
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水無月の晦日

30日は朝から
庭師さんにも入ってもらい
久しぶりに本格的な庭掃除をしました。

落葉や大きな雑草は
庭師さんにやっていただき
私はピンセットでゼニ苔退治。

夫もラスト1時間くらい参戦。
これはそのときの様子。
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きれいになった庭は
眺めていても心が癒されます。
その逆は……
ここのところ、ずっとその逆だったの。
見るたびストレスがたまりました。


★★
そして夜は、
6_30 夏越祓(なごしのはらい)ということで
水無月をいただきました。
これは末富さんの水無月。
高いだけに美味しいです。1個500円也。
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白い部分はういろうではなく葛です。
氷片を表してるんですよ。
小豆にも意味があります。
昔の人は、小豆は邪気を払う力があると
信じていた。
つまり暑気払い、というのかな、
これを食べて
元気で夏を乗り越えよう
ということだったようです。

旧暦の水無月の晦日(30日)なら
梅雨も明け、
猛暑の真っただ中ですものね。




肝心の夏越祓の
「茅の輪くぐり」は
ひと月遅れで、
することにしました。
八坂神社でくぐるつもりです。

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くちなしの花が

ワールドカップが終わるまでは
サッカーネタが出てくると思います、
京都の話しか興味のないわ
って方はスルーしちゃってください。

カメの次は♪でんでんむしむしデンマーク。
引き分けなら、決勝トーナメントへ。



★★
さて
今日から除湿器を使いはじめました。
ふだん使っていない一階の座敷や茶室は
どうしても梅雨の時期は
カビっぼくなるので
しかたなく、これを使っています。
あと除湿剤。押し入れには必需品。

★★
くちなしの花の写真を撮りました。
トイレから出てくると
雨の匂いとくちなしの甘い香り。
東南アジアっぽい香り。^^

昔は水洗じゃなかったから
梅雨の頃には、この香りで
ずいぶん救われたのではないかな。
手を洗いながら
苔庭の緑で目を洗い、
香りで鼻を、心を洗い……。

洛中の吉田家住宅の前栽(座敷庭)にも
手水鉢の前に、この木がありましたが、
そろそろ咲いてる頃かな。

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くちなしの実は黄色の着色料になります。
きんとんとかに使う。


わが家、コクチナシもあるんですがね
こっちはアゲハチョウの青虫に食べられて
丸裸。今年は花、つきませんでした。


ちなみに茶庭(露地)には
花のなる木は植えません。

★★
松の根っこにいつも生えるのが
このキノコ。
キノコ図鑑、買ったんですが、なかなか特定できない^^
でも食べられるキノコみたいです。
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これは井戸庭の鉢植え山野草。
突抜忍冬(つきぬきにんどう)が満開です。IMG566b5.jpg


クマくんへ
AA 力作だけど、長過ぎ。非公開にするクマ。ごめんね。
他の読者さんからクレームがきそうだから。
にしても、
何でクマはすべり台で遊ぶの?

クマくん、イジけるとかわいいね。
扇風機の前で「あー」と喋る遊び、
私も小さい頃、よくやったなあ。なつかしい。

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昼顔の季節になりました。

野道や、空地のフェンスに絡まりながら、
楚々と咲く、昼顔の花が好きです。

夫がもらってきてくれました。
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そして
これはうちの蛍袋。
ほ、ほ、ほたる 来い♪
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ふたたび昼顔 on 昔の冷蔵庫
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海外の方も見てくださっているようなので
冷蔵庫について追加。
これは昔の冷蔵庫。氷室です。
美しいなあと思って。物入れとして使っています。
わが家の暮らしは、京都の一般的なものではありません。


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