火水さまのこと

明日はサントリーの伊右衛門チームの京都での勉強会で
杉本節子さんといっしょに講師役をします。
京都の旧家における暮らしの文化を
杉本節子さん(財団法人奈良屋記念杉本家住宅)にお話いただく、
私はそのナビゲーターのような役回りです。

さて。
07年の暮れに出版した
「東京育ちの京都探訪 火水さまの京」(文藝春秋)、
台湾で出版になります。
現在、台湾において、
その翻訳が進められています。

台湾用のあとがきを書き加えるので、
私もまた自著を読み返しているところです。


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画像は下鴨神社の火と水のお札が入っていた袋。
火と水で「かみ」と読みます。
下鴨神社では神さまのことを
こう書いたりもしていたんだそうです。

下鴨神社のご祭神は
賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)と
玉依媛命(たまよりひめのみこと)
ですが、明治になるまでは
単に日(太陽)の神さん、水の神さんと言っていたと
宮司さんより伺いました。

日は火でもあります。
火と水で「かみさま」
そんな美しい漢字、言葉から触発され、
京都での火、水の文化を
私なりに咀嚼して書いたのが、この本です。

台湾で出版の運びとなったのは、
同じ漢字を使う国だからかな、と思ったりします。
火と水で「かみ」、
キリストのような特定なものではなく、
森羅万象に宿る「神」
そんな精神的なものが
伝わったからなのかなあ、と。

そんなわけで、
私としてはお気に入りの1冊です。
今の家との出会いから修復までのことを記した章も収録。
もちろん家の写真も入っています。
ちなみに「月刊京都」に連載したもの
「花のような水物語」「花のような火物語」が
下敷きになっています。
月刊京都 連載4年目のタイトルは
「花のような家物語」、
3年目が風物語 
次は食物語 かなあ。


あ、日経ネットの連載、
2月で突如、終わることになりました。
不況で広告収入が減収しているために、
文化面を縮小することになったのだとか。

この連載からは
「茶わん眼鏡で見た、京の二十四節気」(日本経済新聞出版社)
「いけずな京都 ふだんの京都」(講談社)の
2冊が生まれました。
月刊京都とともに、
実りの多い連載でした。

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美しくも寒い日に

紫明の葬儀場で行われた
久田宗也宗匠の奥さまのお葬式に参列してきました。

宗派にもよるのでしょうが、
京都のお葬式、その飾りには青竹が用いられ、
よそのお葬式に比べると繊細、
哀しみが透き通っている、
そんな印象をうけます。

今日の葬儀もそう、
冬の日差しのような色、
それがよけいに哀しみの深さを
浮き立たせていて、
人の世のはかなさ、無情さを感じる私でした。

ご高齢ですが、宗匠が喪主。
三千家、それぞれお家元ご自身が参列なさっておられ、
千家と久田家の、400年のつながりを見る思いでした。
茶人の奥さまの葬儀ということだからでしょうか、
お家元はお三方とも、いわゆる喪服ではなく、
茶人の正装、十徳をお召しでした。

合掌。
雨も降らず、
美しくも寒い午後でございました。

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京都御所に来ています


紅梅が見事です。
今日はこれからお葬式。

from aso
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