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燕の数奇屋を見学

新潟まで飛行機で飛んだ理由は
ここを見学するため。

夫が今、店舗改修の仕事をしている
新潟の燕市の「現場」です。

おばあさまが暮らしていた
数奇屋の「離れ」を
お孫さんが珈琲屋にするのです。

ちなみに数奇屋造りとは
日本の建築様式の一つであり、数寄屋(茶室)風を取り入れた住宅の様式
(ネット辞書より引用)


京都での打ち合わせのときに
写真は拝見していたので
想像はできていたつもりでしたが、
実物はそれを凌ぎました。

まずこれは庭。母屋の庭です。
池や鳥居まであり、驚きました。
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私が解釈する数奇屋(造り)とは

一見、質素、床の間も華奢で小さく、
でもよーく目を凝らすと
細かな職人芸が施されている建物。


真っ直ぐではない、ぐにゅっと曲がった皮付きの木を使ったり、
天井を柾目板ではない、網代にしたり、
壁に下地窓や、型抜きの穴を空けたり
便利性とまったく関係ないところに
ふんだんに手間ひま(費用)がかけられている。
(↑あくまで私の解釈です)。

wikipediaには
こんな表記も。
俗に、和風の邸宅で費用を惜しまずに建てた立派な建物のことを
「数寄屋造り」「数寄屋普請」とも言う。



★★
さて
茶の湯の盛んな京都では
数奇屋造りの邸宅、宿、料理屋 
抹茶を出すような甘味処も
めずらしくはありません。

でも珈琲屋さんで数奇屋というのは、
ないんじゃないかなあ。
ということは全国でも希有かも……。

★★★
空家の「離れ」。
ビフォーの状態。
これを生かしながらの改修になります。
どんなふうに改修されるのか
私も楽しみです。

夫はお茶をするので
建築家としても、数奇屋に詳しい、
そんなこともあっての依頼だったようです。

縁側の天井まで網代です。座敷は網代の格天井。
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格式ばってないから
人を心地よく、リラックスさせる印象があります。
付き書院の障子も華奢です。


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床の間。隣室との壁にはひさごの穴が空いてるの。

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茶色の痕はたぶんセロテープを剥がした痕だと思う。
暖房が逃げないよう、おばあさま、
紙を貼ってらしたんじゃないかな。
新潟の燕ですものね、冬は寒いですよね。^^


これは打ち合わせをした母屋の一室。
おかあさまが花を生けてくださっていました。
IMG6078.jpg


オープンは来年になりますが、
ぜひぜひいらしてくださいね。

ゆっくり珈琲と自家製ケーキで
寛いでもらえる空間にしたいそうです。


(写真掲載はクライアントさんの
了解を得ています)
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