おきなのうつわ

おきなの若主人は骨董(古民藝よりかな)好きで、
それらを料理や花に生かすセンスは、
京都の料理人のなかでもたぶん随一。

うつわ選びも、
よその料理屋さんでは金継ぎが当たってるものは
あまり見かけませんが、
ここは(私が好きなせいもあり)、
出てきます。
それを見るのも、ごちそうのひとつ。

江戸期のうつわや、現代ものなら、村田森さんとか。

あと漆器はうるわし屋さん(御所南漆器アンティーク)で、
どうしようかなと私が迷っていたものが、
ここに嫁いでいたりします^^;
たとえば今回はこれ〜。拭き漆の四方盆のような漆器。
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で、ああ、そうか、こういう使い方をすればいいんだ、
買えばよかった〜と残念に思うのです ^^;

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左上/買ったときから金継ぎが入っていたらしい。時代(古い)の洋もの(オランダ?)
左上/村田森・作 左下/村田森・作  右下/永楽造 

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ドル伊万里 とか言ってました。$模様の染付けだから。
しかし何もの?  ネットを検索しても見つからなかった。

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うつわじゃないけど、馬の掛け物も村田森さんのもの。

こんなセンスでお茶会したら楽しいだろうなあ。

以上、アソウでした。

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おきな@嵯峨で花ごはん

日曜日の夜は嵯峨の「おきな」さんで、
友人たち一家と楽しい食事をしてきました。

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左/玄関   右/鉄斎(88才)揮毫の扁額

友人の息子さんに赤ちゃんができたんですよ。
そのお祝い。赤ちゃんにも会えました。
赤ちゃんって本当にかわいい造形をしてる。
肌も絹のようにつるつるでぷくぷく。
そりゃそうさ、みんながかわいがりたくなるように、
神さまがつくったんだから、と言った人がいましたが、
ほんと、私もそう思います。

さてごはん。
画像でどーぞ。
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小さく一つにまとめてみました。左から食べた順。
コースではなく、好きなものを少しずつ。

なかでも好きなものを大きく。どん。
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鱧は焼き霜で食べるのが私好きです。

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ヨコワのたたき。ここは鰹のたたきも絶品。

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出汁醤油で下ごしらえしたものを素揚げ

〆はいつものように焼きおにぎり。
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そしておきなのもう一つの楽しみは
若主人が野山で摘んできた花。
野山の花を骨董にそっと添える。
私が目指すところの花いけです。

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左上は灯明です 右上+左下はカウンターの内 右下はトイレ 

ね、野趣で、かつ、可憐でしょ。
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山への花摘みに一度、同行したいなあと思っているところ。
早朝、出かけるんですって。

嵯峨という「雅な田舎」を生かした料理屋さん。


うつわは別記事にします。
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南禅寺で薄茶を

南禅寺の本堂でお茶をいただきました。
あ、お薄のことです。お抹茶のことです。

さてお薄(うす)。
お茶(茶道)を嗜む人たちは
いわゆる抹茶のことを「お薄」と言うことが多く、
私も最初の頃、
「お薄でもどうですか」と言われると、
どぎまぎしたものでした。

なぜお薄というかといえば、
お濃茶があるから。

お茶人が「お茶を一服差し上げたい」という場合は、
この濃茶をさすらしい。
何年か前、本当にそんなことがあり、
お薄をいただくだけと思って出かけたなら、
濃茶に点心まで出していただき恐縮至極。
きものも大島だったし、冷汗滝汗ものでした。

でね、このあいだ、京都の友人(茶を嗜みます)が
薄茶も出すお菓子屋さんの喫茶室に行って、
「お薄をください」と言ったなら、
店員さんが、ぽかーん。
京都の子じゃなかったんでしょうね。
メニューを示しながら
「申し訳ございませんが、
 当店は珈琲に紅茶、煎茶にほうじ茶、玄米茶、抹茶しかなく……」
あ、と気づいた友人、
「あ、その抹茶を」
と、にこやかに(何ごともなかったかのように)、言い替えたらしいのですが、
しかし仲良しの私には、
「そやけど京都のど真ん中であういうお店をやらはんのやったら、
 お薄を知らんではあかん。恥ずかしい」
と、言うてました。
コワいコワい。これが京都ですよーん。

ちなみに東京人の私なら言いますね。
「あのね、抹茶は濃茶と薄茶があるのね」
いや、言わんかな。言わんな。
私も京都の水に染まりました〜。

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南禅寺塔頭 天授庵

そんなわけで、特別公開中の南禅寺塔頭の天授庵に立ち寄ってきました。
庭のみの公開(400円)。

紅葉の頃はさぞかし美しいと思われます。
特別公開中ですから、庭は箒の掃き目(跡)が残るほどでしたが、
さすがに初秋の杉苔は赤茶けてました。
「よかった、うちだけじゃなくて^^;」
こういう歴史的な庭を見ても、
何だか苔にすぐ目がいってしまう^^;
いかん、いかん。

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上左から。本堂の前庭へと続く道。蛇腹のような石畳。
本堂の縁、掃除や手入れが行き届いてました。
下左から、玄関の外からズームで。
奥の緋毛氈が見えているところが、左から3番目の書院の部分かな。
右の奥に見えている屋根は、南禅寺の山門。

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書院の南庭は池泉回遊式、疎水から水を引き込んでるのでしょうか。
睡蓮の花どきもきれいでしょうね。
面取りの八角形のような形の自然石の飛び石、立派でしょ。
あちこちに配置された巨大な石も見応えがありました。

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こんな庭を眺めながらお茶がいただけたら気持ちいいだろうなあ。
お茶会とかなさらないのかしらん。

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少し色が変わりかけているの、ご覧いただけますか。

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この手水鉢(蹲踞)も人が横になれるくらい大きなもの、
苔がむし、空が映りこんでいました。

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あ花音さん

昨日、日曜日は、うつわや「あ花音」さんでの
村田森さんと脇山さとみさんの二人展の最終日だったので、
ちらと覗いてきました。
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南禅寺の参道の入口、旅館八千代さんのお隣り。
小さなお店ですが、そこは新門前の梶古美術の奥様のお店。
看板(扁額?)の格調高さがそれを物語っている。

最終日ということで、たくさんのお客さまで賑わっていました。

せっかくここまで来たのなら、
と南禅寺や、塔頭の天授庵を拝観。
カテゴリが異なるので、
この様子は別記事で。

でも葉っぱはこんな感じに色づきはじめてましたよ。
(昨日は最高気温は30度あったらしいけど……。
 朝晩の寒暖差が大きいからね)

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南禅寺がいちばん美しいのは、私は絶対、秋だと思う。

最近、ちょっと凹むことが続いたので、
こういうところに来ると、
心が開放&介抱されて、いいですね。
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