茶室の掃除をしながら

大晦日ですね。
京都、冷え込んでます。雪が降るらしい。

紅白、スーザン・ボイルは見たいなと思いつつ、
テレビがある部屋は冷蔵庫になってるし
掃除も年賀状書きも残ってるし(えーっ?)、
おまけに夫は障子張り中だし、

というわけで
ブログなんか書いています。
(水面下での準備が整い次第、
1月中にはアメーバブログに移転する予定です。
もちろんこのブログはこのまま閲覧できます)


昨日、茶室を掃除しながら、
あまりにその陰翳が美しかったので、
写真など撮ってしまいました。
それを今年最後のブログに飾ります。

玄関脇の丸炉の茶室。サブ的な茶室。
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水屋。新しい雑巾で、天井まで拭きました。
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水屋用の出口(勝手口というのかな)。
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四畳半の茶室(「又隠」写し)。

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★さて大晦日のひとりごとと、ご挨拶★

紅白は見てませんが、
除夜の鐘は撞きにいきますよー。
白朮火ももらいに行きますよー。

さっき「おせち」が届きました。
今年も「あこや」さん。うふふ。

昨日、餅花が届きました。花政さん。

それから下鴨神社さんから
こんな立派な御神酒をいただきました。
にごり酒というか、白酒です。
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さて、少し1年を振り返りますと、
今年は新刊が出せませんでした。
しかし。
来年は出ます。久しぶりの全篇、書き下ろし。
初の新書にトライします。
私の好きな京都の寺社仏閣+場所(川、橋、池、山、道)の100選。
「京都早起き案内」(仮題)。
たとえば三十三間堂は朝、開門したてに見るのが
いちばん美しいのですが(千一体の仏さまが東に向いているから)、
そんな日差しの角度、長さで変わる京都の美の神髄を、
短く、美しく、伝えたいと思っています。

出版社はPHP研究所。
坂東眞理子さんの「女性の品格」を編集した横田さんが担当してくれます。
横田さんは大学が京大だったのと(なんとうちの夫と同学年)、
PHP研究所自体、京都にも本部があるので、
京都には私より縁がある人。

そんなわけで麻生圭子を
来年はよろしくお願いします。


末筆になりましたが、みなさま、よいお年をお迎えくださいね。
いやなことは今年と来年のすきまに
全部、落としていってくださいね。
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父の机が甦るまで 塗装篇

そんなわけで
さて下地を整えたなら、いよいよ塗装です。
下地篇 はこちら。

下地がすべて。
「これがちゃんとできてないとムラになるからね」と夫。
「わかってわよ」と私。

というのも、
前の家のとき、床に張る板(フローリング材)に
漆を塗りましたから、
下地の大切さはわかっているつもり。

その大騒動(漆にかぶれて通院するまで)のことは
左にリンクしてある「京都で町家に出会った」(文春文庫)に
書いてあります。興味のある方はぜひぜひ。

下地のあとは柿渋を塗ります。
あ、柿渋も前の家のときに使いました。

これ、防腐、防虫にすごく効き目があるんです。
木材だけでなく、きもののたとう紙なんか、
これを防虫剤いらず(らしい)。
染織にも用いますよね。柿渋染。

今回は刷毛を使わず、ウェス(布)で
拭き込むようにして塗りました。
柿渋だけでも色はつくのですが、
椅子と色を揃えるために、
ベンガラと墨を加え、古色塗にしてみました。

柿渋はこんな色(これでも希釈してあります)
京都には渋新という柿渋の老舗があります。
容器の底にある飴色のものが柿渋です。
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ところが。
ここからが痛恨の極み。
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柿渋が乾いてから、リボスでの本塗りをするときに、
しばらく容器を上に置いちゃったのです。
その容器の底が濡れていたんです。気づかなかった〜。
(上の容器を使い回すために、水洗いをした)。
そのシミができてしまった。

夫からすごーく怒られました。凹


明日、時間があれば
この部分だけ、もう一度ペーパーかけ直して、
塗装、し直そうと思ってます。

今回は夫推薦のリボス社の自然塗料を使いました。
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植物の油(亜麻仁油)を使っているので、
舐めても安全らしいです。いや、舐めないけど。
ネットで買いました。
これも刷毛ではなくウェスで刷り込みました。

金具はちょうどいいアンティークのものが見つからず
インドネシア製のアンティークもどき。
これは夫がつけてくれました。

こんな感じで、一応、完成。
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塗り直したなら、
ちゃんとデジイチで撮影する予定です。

当分、食卓として使って、
初夏になったなら書斎で机として使おうかなと思ってます。
現在は炬燵を文机として使用中。

1日がかりの大仕事でしたが、
夫の協力もあり、気持ちのいい体験でした。
いい意味でとっても自己満足。
父や親戚、私の想いが入り、
世界にひとつだけの机が出来上がりました。
きっとこれを作った職人さんも
喜んでくれていると思います。
でもいちばん喜んでるのは
私のことを溺愛していた天国の父でしょうね。
54歳で他界したんです。

机はあと少なくとも百年は現役で使えそうです。
うちは子どもがいないから、
私が死んだなら、また親戚に返そうかな。
使ってくれるかな。

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父の机が甦るまで ★下地篇

そんなわけで
亡父が大学時代に使っていた勉強机を
きれいにしました。

なら材にニス塗装。
戦中に作らせたものらしいですが、
ものがない時代なのに、
ずいぶん堅牢に作られていました。
狂いがほとんどありません。
それと大切に使われていたんでしょうね。

これを作った職人さん、もう亡くなってるでしょうね……。
60数年経っても、こんなに立派な形で
残っていた机を見せてあげたい。


電動サンドペーパー(サンダー)
ウィーンウィンウインと振動させながら、
天板だけでなく、裏側や、
脚、引き出しの中も丁寧にかけていきます。

仕上げには細かい粒子のペーパーを。

本当はもう少し手を抜くつもりでしたが、
夫が「大切なおとーさんの机だろ。このくらいはしないと」
と、手本を見せながら、ダメだし。

殊勝に心を入れ替え、がんばりました。
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電動は小回りは効かないので
端は手でやるしかない。
腱鞘炎になりそうでした。とほ。

下の写真。
左上、引き出し、把手が片方ありませんでした。
左真ん中。砥の粉のような木の粉が恐ろしい勢いで飛ぶので、
私の黒のダウンベストはベージュのぼかしが入ってしまいましたよ。
私の格好が超ダサいのは見逃してください。
左下、丸いのは木釘です。
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これで下地が終了。
どうでしょう。きれいになったでしょ。
あの汚れた木肌の下には、
こんな若々しい肌が眠ってたのか、とちょっと感動。

にしても、あれですね、
人の命ってやつは、モノに比べると
短いというか、儚いですね。
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このままでもいいかなと思ったりしましたが、
やはり保護のために、塗装することにしました。

次は柿渋で下塗りです。
塗装篇に続きます。
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椅子の張り替え 完成

そんなわけで年内ぎりぎりに、
張り替えられた椅子が戻ってきました。

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ビロードの青、想定していたものより、
少しあざやかだったのですが、
「ま、使用しているうちにくすんでくるやろ」と夫。
ですね、10年後ぐらいに期待することにします。
長生きしろよ、アタシ。←失礼。

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張り替え工程の写真です。

ちなみに元はこれ。
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客間の「次の間」に置いて、ちょっと気取ってみましたが、
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やはり質感が合わないですね。
たぶん脚が和風だからだと思う。
畳を傷めないよう、下に横板がついてます。

ということで、ダイドコに置いてみました。
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そ、このテーブルは、
戦前、亡父が大学時代に使用していた、
例の勉強机。はじめての方はリンク先の記事を読んでね。

親戚やもろもろの人たちの厚意で、
60数年の歳月を経て、
娘の元に帰ってきた、プライスレスの机です。

というか、もともとこの机に合うだろうと、
張り替えに出したのでした。
材質も同じ、なら材です。


しっかし、今日は私、がんばりましたよ〜。
机は自分で直しました。
下地の塗料(シミ、傷含め)をサンドペーパーで剥がして、
その上から、柿渋(少しだけ墨とベンガラを混ぜました)を
染み込ませて、下地完了。
脚や引き出しの部分も全部、同じことをしました。

そしてその上から、油性の自然塗料でコーティング。
1日かかりました。

詳細は長くなりそうなので、
別記事にします。
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オーブン料理のこと

こんなこともありましたが、
オーブン、無事、メーカーから戻ってきました。
「あのー、全部、調べましたが、壊れてませんでした」

あっ。そうでしたか。ちーん。

つまり夫婦そろって、使い方がわかっていなかったということ?
とほほですよ。
本当にね、疑ってごめなさい。パナソニックさん。

買ったのは、スチームオーブンレンジ(NIGHT COLOR 3つ星ビストロ) というもの。

性能より、うちのダイドコに置いて
真っ黒だから目立たない、ということで選びました。
ふたたびこんな理由で、ごめんなさい、パナソニックさん。

デザイン的には、夫はステンレスの業務用にしたかったようですが、
安いものでも20万円くらいするので、
ワタクシが断固反対、却下しました。

で、最初に作ったのが
じゃがいもとオイルサーデンのグラタン。
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天火だ、天火だ。上が焼けてる〜。

しかし時間かかるんですね? ! オーブンって。
予熱完了までに、つま先が紫になってしまいますよ。←大げさ。
いや、それとももしやワタクシ、
オーブンの使い方が間違っているのでしょーか。

オーブンだけで充分だったのに
スチームやら電子レンジやらついてるのもので、
四苦八苦。クッククック。←失礼
まだ使い方、よくわかんないんですよ。


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猫ブログに使った写真の使い回しですが。

そんなわけで、
2回目からはじゃがいもはフライパンで火を通してから
土鍋(耐熱容器、まだ買ってないので)に移し、
焼け目をつける、という方法で
時間短縮をしております。
(あ、料理好きではないのに、調理用具にはこだわりがありまして、
炊飯器と同じく、電子レンジ機能も使いたくないという……変人)


来年は料理好きを目指します。
まずは友人を呼んで、洋食屋さんごっこだな。
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シチューもどきは、もともとは、
カメラマンの久保田康夫さんから教えてもらった、
おいしいのに、超カンタンな一品。

私はルクルーゼ鍋使用。
ベーコンの上にキャベツを敷いて、
彩りに金時にんじんを置き、
お水を加えず、蒸煮。
しんなりしたところに牛乳(or生クリーム)を入れ、
コンソメとか塩こしょうで味を整えて、出来上がり。
10分もかからないカンタン料理です。
「うまい」
と愚夫も申しております。
キャベツの甘味が何とも言えない。
お薦めです。

ごはんはこちらのレシビをアレンジしてみました。蕪ライス。
わが家は育ち下がりの子はいないので、
バターは使いませんでしたが、
「へえ、蕪とベーコンって案外、合うんだね」
と夫。おいしかったです。


★コメントへのレス★
狛江の姫さんへのお返事です。

私をかいかぶってると思います。
基本的に私は怠惰な人間ですから、
時間がないときは、ごはん、作りません。
夫しかいないので、許されるんですよ。
あと炊飯器とか電子レンジは、
便利過ぎて、料理が面白くないというのと、
使い方がよくわかんない、というのと。苦笑


あ、でも出汁はね、
かつお出汁エキスみたいなものを
平気で使っております。
出汁の取り方は3人の先生から、
料理教室でみっちり習ったというのに。
理由? うーん、鰹節が高いから。←たぶん。
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